【新城】「続日本100名城」の古宮城跡で環境整備

2025/10/22 00:00(公開)
木を片付ける参加者=新城市作手清岳で
木を片付ける参加者=新城市作手清岳で

 新城市作手清岳の市指定史跡「古宮城跡」で、「三河古宮城址(じょうし)保存会」が環境整備に取り組んだ。

 

 城は1572年に武田信玄が築いた。重臣の馬場信房が設計したと伝わる。地元の領主、奥平氏を監視するためだった。丘陵の上に横堀と竪堀(たてぼり)がある。複雑に組み合わせた縄張りは東西250㍍、南北200㍍に及び、小規模ながら巧妙な構造で国内でも希少な城郭と評価される。2017年に「続日本100名城」に選ばれ、18年9月27日に市史跡に指定された。

 

 この日は市内をはじめ、埼玉県や岐阜県から計22人が参加した。倒れた木を除去したり、機械で草を刈り取ったりした。さいたま市から来た功刀久幸さん(42)は「戦国時代の遺構がほぼ完全な形で見られる貴重な城跡。大切にしたい」と話した。

 

 代表の原田純一さんは「今年で13回目。心ある人たちが毎回参加してくれてうれしい」と述べた。

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安藤聡

浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。

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