豊橋商議所の神野会頭4期目始動 副会頭5人体制で アリーナや再開発見据え専門委新設

2025/10/23 00:00(公開)
4期目を始動した神野会頭(右から3人目)と副会頭=豊橋商工会議所で

 豊橋商工会議所は22日の議員総会で、神野吾郎氏(65)=サーラコーポレーション社長兼グループ代表・CEO=ら正副会頭の選任案を承認した。神野会頭4期目は副会頭を1人増員して5人体制とし、新たに大塩啓太郎氏(56)=ユタカコーポレーション社長=を充てた。新アリーナ事業の再始動や中心街再開発の本格化を前に、まちづくり委員会を新設して相乗効果を図る。

 

 副会頭はほか、佐藤元英氏(69)=ヤマサちくわ社長、松井孝悦氏(66)=大三コーポレーション社長、山口進氏(69)=豊橋信用金庫理事長、河合正純氏(66)=豊橋建設工業社長=の4人が留任となった。任期はいずれも3年間。

 

 副会頭の増員は、担当分野の複雑化や負担増を抑えるため。原則4人の規定だが都市の規模などを踏まえ、総会で定款変更を承認した。県内商議所で副会頭5人以上は名古屋(7人)と岡崎(5人)に続き3例目。

 

 今後3年間の基本方針では、変化に対応可能な経営力強化▽地域ぐるみの人材育成・活用の仕組みづくり▽協働による交流促進と回遊できるまちのにぎわい創出▽地域の中核機関としての組織づくり―に取り組む。

 

 再始動が決まった豊橋市の新アリーナ関連事業のほか、豊橋駅東口の再開発2事業が本格化するのを見据え、商議所内で新たに「まちづくり委員会」を設ける。今年度改定する市中心市街地活性化計画を踏まえ、まちづくり会社や関連団体など既存の組織と協働で相乗効果を図る。

 

 神野会頭は「再始動する新アリーナの開業まで4年間ある。駅前再開発エリアとを結ぶ動線には商店街や歴史・文化資源が点在する。にぎわい創出に取り組む既存団体と連携し、新たな方策を探りたい」と見通しを示した。

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加藤広宣

愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。

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