任期満了に伴う新城市長選は26日に投開票される。新人で前市議のカークランド陽子氏(51)は知名度向上に、現職の下江洋行氏(60)は政策の浸透に、それぞれ力を注いでいる。
カークランド陣営は街頭活動を続ける。23日は、住宅地の東郷と西部の千郷の両中学校区を街宣車で巡った。気温の低下などから喉が不調として演説を控え、有権者と会って支持拡大に努めた。千郷学区では高齢者や子育て世代の女性を見つけると、駆け寄って政策チラシを配った。「新型コロナウイルス禍の4年前と比べて握手できるのがうれしい。組織がないので草の根活動で頑張ります」と述べた。
下江陣営は自民系を中心に、友好関係にある市議選候補陣営と連携する。選挙戦最終日の25日まで連日2カ所で個人演説会を続ける。一鍬田公民館で22日夜に開かれた会合では50人を前に「産業活性化には新たな企業団地が必要となる。豊橋と隣接する八名地区は好立地と思っている」と語った。また「関係人口を増やして農業の人手不足解消につなげる」などとアイデアを示した。最後に「支援の輪を広げてほしい」と呼び掛けた。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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