任期満了に伴う新城市長選と市議選は26日に投開票される。市長選に立候補しているのはいずれも無所属で、届け出順に前市議のカークランド陽子氏（51）と、現職の下江洋行氏（60）。人口減少が続く中、今後のまちづくりが争点となっている。市議選（定数18）は19人が立候補した。

　カークランド氏は街頭活動に専念している。「市政に新しい空気と視点を。市民が誇れる新城をつくる」と行政改革と有機農業の推進を訴える。自身のＹｏｕＴｕｂｅチャンネルやインスタグラムなどで政策を伝える。最終日の25日は期間中初めての演説会を開く。

　下江氏は個人演説会を開いて支持の拡大に努める。１期４年間の実績を強調し、産業振興のために新たな企業用地確保と、高齢者の社会参加寿命の延伸、中心部への人口集積を図る政策を説明。「人口減少に耐えうるよう変革を進めていく」と語る。25日夜には決起集会を開く。

　期日前投票者数は23日現在で4806人。衆院選を含めたトリプル選だった前回からは同期比で1052人少ない。

　開票は26日午後9時半から新城小学校で。結了予定は市長選が同11時半、市議選が27日午前0時半。開票速報は9時40分から30分ごとに、会場で掲示するほか市のホームページで。

　前回（2021年10月）の市長選は新人2人が立候補し、投票率は72・62％。市議選は21人が出馬し、投票率は72・61％だった。