豊橋市東田町の豊橋陸軍墓地で2日、有志の呼び掛けによる清掃奉仕活動があった。市民や現役自衛隊員を含む約120人が参加し、墓碑やその周辺をきれいにした。
有志でつくる「豊橋陸軍墓地清掃奉仕会」が呼び掛け、隊友会員や豊川駐屯地の隊員らが参加した。6年前から駐屯地の隊員も加わった。
この日は墓碑をたわしで磨き、周辺の草刈りや木々の枝打ちなどに汗を流した。清掃後に供花台で慰霊式も開き、参加団体代表らが献花して戦没者の霊を慰めた。
清掃奉仕会の古山由晴代表は「豊橋市が軍都だった記憶は市民の記憶から薄れつつある。現在の平和は墓地に眠る多くの戦没者らのおかげだ。奉仕活動を通じて後世に伝えたい」と述べた。
豊橋陸軍墓地は1885年設置、2年後に現在地へ移設された。旧陸軍将校や下士官、一般兵の墓標などがある。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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