「まちなかアンティークマーケット&ブックストリート」が1~2日、豊橋駅南側、通称水上ビルにある「大豊商店街」と「まちなか図書館」などで開かれた。最終日の2日、図書館2階のデッキで地元作家や漫画家ら「東三河オールスターズ」がブースを出し、大勢のファンが訪れた。
水上ビルの東西約800㍍にわたる商店街の軒先や店内に加え、今回はまちなか広場や図書館の2階デッキに会場を広げた。広場には古今東西の骨とう品や小物、アクセサリー、色彩豊かな衣装類などを売るブースが並び多くの人でにぎわった。
デッキには、豊川堂のほか、愛知大学卒業生のデザインユニット「CHI&ME」やミステリー同好会、駅前の私設図書館「ひとなる図書館」などが出展した。
午前11時、豊橋市出身の漫画家で「だもんで豊橋が好きって言っとるじゃん!」作者の佐野妙さんが登場。佐野さんのオリジナル漫画を貼った「とよっすい」を無料で配った。午後2時半からは人気ライトノベル「負けヒロインが多すぎる!(マケイン)」の作者の雨森たきびさんが、サイン本を渡した。事前抽選で当選した約100人が会場下の階段まで約30㍍の列をつくった。
当選した岡崎市の10代女性は「当たると思ってなくてとてもうれしい」と興奮した様子。馬剃天愛星(ばそり・てぃあら)が推しで、メインヒロインで登場する最新刊にサインをもらった。「雨森さんが『見てくれてありがとうございます』と優しく話しかけてくれて感動した」と笑顔をみせた。
ほかにも、豊川市出身の漫画家川崎順平さん、豊橋市出身のホラー作家藤白圭さんがブースを構え、作品を販売してサインに応じていた。
館内では、「本にまつわるあの人この人」と題し、朝倉川育水フォーラムの大谷忠興さん、「本のさんぽみち」実行委員長の上原敏さんらがトークイベントに参加した。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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