世界ラリー選手権(WRC)の日本ラウンド「ラリージャパン2025」は7日、新城市と設楽町を会場とするSS(スペシャルステージ)があった。
公道でタイムを計測するSSをリエゾン(移動区間)でつなぎ、積算タイムで順位を競う。今季14戦中13戦目で、愛知と岐阜の両県を会場に6~9日の日程。SSは5市1町に20本(計305㌔)が設定された。
この日はSSが計6本で、東三河では新城SS(17・41㌔)と稲武設楽SS(17・08㌔)で各ステージ2回ずつ競技があった。
新城SSでは道中の新城市塩瀬とゴール付近の同市東田原の2カ所に観戦エリアが設けられた。塩瀬では午前8時前から180人の観客が訪れた。ラリーカーが同8時半頃から1台ずつ駆け抜け、ブレーキ音が響き、オイルの匂いが漂った。観客はラリージャパンの旗を振って声援を送った。
ラリージャパンは来年5月28~31日に愛知、岐阜の両県で開催を計画。新城市はSS会場の開催を見送るという。市内では2004~23年にあった国内戦「新城ラリー」を含めたラリー競技の開催が途切れる。観戦した近藤涼介さんは「盛り上がるイベントだったので残念です」と話した。
購読残数: / 本
浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
週間ランキング
日付で探す