戸建て分譲住宅の最大手「飯田ホールディングス」の中核企業「一(はじめ)建設」(東京都豊島区)は14日、豊橋市東脇4で建設中の木造戸建て住宅で、県立豊橋工科高校の生徒ら向けの建設現場見学会を開いた。建築工法のほか、働きやすい現場づくりの工夫なども紹介した。
少子化や団塊世代の大量退職に伴う深刻な人手不足に備え、建設業への関心を深めてもらおうと建築系学科を持つ全国各地の高校を対象に開いている。県内で3回目、東三河では初めて。
この日は建築デザイン科2年生38人が、建設中の木造住宅で地盤改良から基礎、構造体、屋根や木工事までの工程やその仕組みを学んだ。また、タブレット端末を使った工程管理の効率化など、働き方改革を意識した取り組みも紹介した。
木工事の「軸組み」工程では、住宅の骨格となる柱や梁(はり)、筋交いなどの仕組みを「社員大工」と呼ばれる職人らが説明。木板をビスで固定する作業にも挑み、手動と電動工具との作業性の違いも体感した。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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