県立御津あおば高校で27日、創立40周年とフレキシブルハイスクール開校の記念式典が開かれた。在校生、職員、来賓らが節目を祝った。
森田恭弘校長は「現在は全日制、昼間定時制、通信制の三つの課程が同じ学校内にあり、互いに異動できるフレキシブルな体制になっています。国籍に関係なく学べる環境で、多文化共生が必要な現在のニーズに合致した学校です。毎週のように全国から見学者がいて注目を集めています。これからの時代のリーダーになる人材を輩出できるよう努力します」とあいさつ。同窓会の藤原宏樹会長は「現代社会に即した体制になり、時代の最先端を進む素晴らしい学校に生まれ変わった」と語った。豊川市の竹本幸夫市長、御津商工会の竹内幹尚会長が祝辞を、生徒代表の水谷歌花さん(3年)が誓いの言葉を述べた。
アトラクションでは、オーストラリア研修の報告が行われたほか、同校出身でプロマジシャンの「TAIHEY(タイヘイ)!」=本名・西野泰平=さんが出演して傘が次々と出てくるなど楽しいマジックを披露した。
1986年4月に「御津高校」として開校。県立高校再編将来構想のもと2023年度に全日制単位制と昼間定時制を併置し、校名を現在の「御津あおば高校」に変更して再スタート。今年度は通信制も併置し、三つの課程間を異動したり、併修したりできるこれまでにない新しい仕組みを整え、フレキシブルハイスクールへとさらなる発展を遂げた。これまでに約9000人が卒業し、各方面で活躍している。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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