新城市地域公共交通会議が今年度国交相優良団体表彰受賞

2025/12/23 00:00(公開)
記念品を持つ加藤座長(右から3人目)ら=新城市役所で
記念品を持つ加藤座長(右から3人目)ら=新城市役所で

 国土交通省の今年度交通関係優良団体大臣表彰の受賞者に「新城市地域公共交通会議」が選ばれた。住民が主体となって公共交通検討組織を立ち上げて交通空白の解消に取り組み、地域の特性に応じた公共交通を実現したことが評価された。

 

 東海地方3県と静岡県、福井県をエリアとする中部運輸局が推薦していた。同じ表彰は24年度に北設楽郡公共交通活性化協議会が受けている。

 

 新城市の地域公共交通会議は住民主体で地域の公共交通を考えて採用している。バス路線の延長でカバーできなかった地区を予約制のデマンド運行に切り替えたり、商業施設が多い市街地は定時定路線を残したりする工夫をした。広域では北設楽郡と協働して路線バス「田口新城線」の利用促進計画を策定したほか、名古屋市方面を結ぶ高速バス「山の湊号」の地域間幹線系統と位置づけた。

 

 表彰状は22日にあった会合でお披露目された。座長で八名地区の加藤久美子さんは「各地域自治区での交通課題を全体会議で共有していることが大事だ」と話した。名古屋大学大学院環境学研究科の加藤博和教授は「危機を乗り越えようと力を合わせているのが素晴らしい」と述べた。

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安藤聡

浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。

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