蒲郡市三谷北通4の寝具メーカー「音部」はこのほど、地元企業の技術と地域資源を組み合わせて新たな価値創造を目指す産業連携プロジェクト「ORIKASANE(オリカサネ)」を始動し、第1弾商品として枕を開発した。今月20日、寝具シリーズ「FLEXY(フレキシー)」として公式オンラインショップ=QRコード=で発売する。1個1万780円。
1950年創業で、布団カバーやシーツ、枕などの繊維製品の企画、販売を主軸としている。水藤頼利社長は昨年から、繊維産元としての経験や強みを生かし、市内のリサイクル業や製造業など、他業種と一丸となって取り組める事業を模索していた。
今回のプロジェクトは、地元企業との連携を軸に、素材調達から加工、製造、企画までをつなぎ、地域の強みを生かしたものづくりを推進することが目的。新商品の創出を通じて他地域とのつながりを増やし、将来的には事業創出や地域連携の在り方そのものを広げていく構えだ。
開発された枕は、頭部をしっかり支えるポリエチレンパイプと、ポリエチレン素材のファイバーが複雑に絡み合うことで優れた高反発、体圧分散性を持つ3次元構造体の2素材を採用。快適な寝心地と、寝返りしても安定したサポート力を両立させた仕上がりとなっている。
素材は、プロジェクトに賛同した市内のリサイクル会社「原野化学工業所」(同市拾石町)からリサイクル原料を調達し、市内でパイプに加工した。3次元構造体については、立体網状構造体の製造に長ける「シーエンジ」(同市中央本町)が担当した。
20日以降は「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」のほか、県内外の量販店やホームセンターでも順次展開する。
また、プロジェクトのロゴはクリエイティブ制作「CONTE」(同市港町)の協力で作成。ものづくりにとどまらず、地域の思いや価値を共有する姿勢を象徴している。
水藤社長は「オリカサネを通じた地域産業の連携を起点に、他地域ともつながりながら、価値共創型の取り組みを発展させていきたい」と話した。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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