豊橋商工会議所は9日、2025年度第3四半期(10~12月)の景気動向調査を発表した。全産業の景況感を示す総合判断DI値は、長引くコスト高に伴う収益悪化など先行き不透明感から、前期比3・8ポイント悪化のマイナス7・6だった。今期も1・0ポイント悪化のマイナス8・6を予想する。
業種別では「製造業・全体」が0・8ポイント悪化のマイナス12・7でほぼ横ばいだった。今期は4・0ポイント悪化のマイナス16・7まで落ち込むとみる。
商議所によると価格交渉が順調なIT関連は好調だったが、全体的に需要低迷と並んで人件費などのコスト高が収益を圧迫する状況を指摘する声が目立った。鉄工業は中国市場の景気悪化を、食品製造業は米価高騰を懸念材料に挙げている。
建設業は19・1ポイント悪化のマイナス3・7で大幅に悪化。今期予想では0・0まで改善を見通すものの、受注は好調だが技術者の高齢化と人手不足、資材高に伴う採算確保で課題が残る。
卸売業は20・0ポイントと大幅に持ち直し、DI値もマイナス13・3に回復した。今期も同水準の改善幅でDI値は6・7とプラス転換を見通す。電設資材で価格転嫁が順調に進み、食品関連は新規需要の開拓など今後の引き合いも盛んだという。
サービス業も16・1ポイント悪化したがDI値はプラス水準の12・5。団体観光の利用減と競争激化で来期はマイナス6・7とさらに悪化を見通す。
神野吾郎会頭は「豊橋技術科学大学では今後、半導体研究や農工連携のプログラムが本格化する。AI技術も含め、人手不足など社会課題の解決へ役立つ技術として注目される。産学連携を生かす取り組みを考えていくべきだ」と述べた。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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