豊川市で県内有数の生産量を誇るガーベラが出荷の最盛期を迎えている。赤、オレンジ、白、ピンクなど明るい色調の花々が楽しめる。4月18日は「ガーベラ記念日」だ。
同市三上町の温室では、ガーベラ専業農家の市川真伍さん(42)が家族やパートらと一緒に花を摘み取る。その後、カバーをして箱詰めし、出荷する。
今年は重油価格の高騰や渇水の影響もあり、厳しい生産環境だ。収量は微減となっているが、品質を落とさずに出荷を続けている。重油価格は2022年以降、1㍑100円前後の水準だった。これでも高いが、中東情勢の影響で一時138円まで上昇した。現在は117円。大きな負担になっているという。
市川さん方では、約40種を4棟のハウスで育てている。11~4月頃は暖房で3万㍑超の重油を使う。節約にも限界がある。市川さんは「生産コスト増を、すべて販売価格に上乗せできない」と厳しい現状を話す。
キク科の多年草。豊川市は県内屈指の産地の一つ。2軒の農家が年間約190万本を出荷する。通年で生産しているが、この時期の出荷量が最も多く全体の3~4割を占める。
「家庭に1輪でも花があると、彩りのある生活につながります。ガーベラを食卓に飾り、花のある暮らしをしてほしい。母の日のプレゼントにもどうぞ」と市川さんはPRした。
名古屋、北海道、関西方面へ出荷し、地元のグリーンセンターや産直広場でも販売する。生花店では、1輪100~150円だという。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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