JR東海は、営業車検測装置を搭載したN700Sの名称とロゴマークを「ドクターS(ドクターエス)」に決定したと発表した。長年親しまれた「ドクターイエロー」の役割を引き継ぎ、10月から営業車両としての走行を開始する。その後、試験運用などを経て2027年1月に検測機器の運用を始める予定だ。導入されるのは各16両の計4編成となる。
同社は25年10月に新しい営業車検測技術を発表しており、この技術によってドクターイエローが持つすべての検測機能と、社員による現地検査業務の一部代替が可能になった。地上設備の高頻度な状態監視によってトラブルを未然に防ぎ、東海道新幹線の安全性向上と係員の労力軽減を図る。
名称の「S」はN700Sや「S Work車両」などに使われる東海道新幹線のブランドイメージを表しており、「ドクター」を冠することで先代の役割を受け継ぐことを示している。ロゴマークの「S」は黄色でデザインされ、両先頭車両と奇数号車の1編成あたり計20カ所に配置される。
さらに、ドクターイエローのT4編成に使用されていた車体のアルミ部材を水平リサイクルし、ドクターSの屋根部や側面部など車体の一部に再利用する計画だ。これにより、ドクターイエローの素材も新しいドクターSへと受け継がれることになる。
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1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。
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