愛知大学に「社会情報学部」2027年4月開設決まる 文科省が設置受理

2026/07/15 00:00(公開)

 愛知大学は、2027年4月に新学部「社会情報学部(社会情報学科)」を名古屋キャンパスに開設することが正式に決定したと発表した。文部科学省への設置届出が受理され、同省のホームページで公表されたことに伴う。

 

 現代社会が抱える諸課題に対し、データや情報科学のツールを用いて解決策を導き出せる「デジタル人材」の育成を目的としている。

 

 新学部は、同大の経済学部や経営学部が長年培ってきた社会科学分野の教育と研究を基盤としている。入学定員は185人で、修業年限は4年、学位は学士(社会情報学)が授与される。1年次には経済学や経営学を中心とする社会科学の基礎知識に加え、統計学やAI分野といった情報科学の基礎を網羅的に学ぶ。その後、2年次からは学生の関心に応じて三つの専門コースに分かれ、体系的に学びを深めていく。

 

 

 一つ目の「経済情報コース」では、経済学の基礎を土台にデータを用いた実証的な分析手法を学ぶ。二つ目の「経営情報コース」では、流通やファイナンスなどの分野を学んだうえで、データを活用した分析力を養う。三つ目の「情報・AIコース」では、情報システムやAIの基礎理論と実習を通じ、AIが導き出した答えを数理的に説明できる能力を身に付ける。特定の分野に偏った学修を避けるため、所属コース以外の科目も一定の単位取得が義務付けられている。

 

 また、実践的な教育の柱として、企業や自治体から提供される実際のデータを利用し、分析ツールを用いたPBL(問題解決型学習)演習を実施する。単なる知識の獲得にとどまらず、客観的なデータを基に的確な判断を下し、論理的に課題解決へ導く実践力を養う。

 

 卒業後は、データサイエンティストやシステムエンジニアをはじめ、政策立案のための分析力を持った公務員、金融市場の分析に長けたアドバイザーなど、多岐にわたる分野での活躍が期待されている。

 

 新学部では司書や司書教諭、博物館学芸員などの資格取得も可能となっているが、博物館学芸員の資格取得に向けた授業は、選択科目の一部を除き豊橋キャンパスで開講される予定。

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山田一晶

1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。

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