田原市の旧渥美町地域で1日、公共交通空白地域での移動手段確保などを目的に「公共ライドシェア」の実証事業が始まった。「道の駅伊良湖クリスタルポルト」(同市伊良湖町)を拠点に半年間の実証運行で需要動向や利用者ニーズなどをつかみ、2027年2月の本格運行に生かしたい考えだ。
鉄道駅や路線バスの停留所がない公共交通空白地域で運行し、一般ドライバーが自家用車を使い有料で人を運ぶ。交通手段がない住民の足代わりのほか、フェリーなどで訪れた観光客の2次的交通手段としての利用を見込む。利用者アンケートで今後の課題や改善策を検討する。
車両はトヨタ「アルファード」(7人乗り)。運行区域は旧渥美町地域の14町で、中山町や小中山町などを巡回する「ぐるりんミニバス」の沿線は域内のみの乗降不可。三河田原駅など運行エリア外を目指す人は最寄りの路線バスやタクシーの拠点まで送迎する。
運行は午前9時~午後5時(出発と最終乗車時刻は午前9時半~午後4時半)。運賃は距離に応じて初乗り(1・5㌔まで)は500円、3㌔から1キロごとに300円加算する。
道の駅を営む田原観光情報サービスセンターを核とした任意団体「田原市農泊推進協議会」を主体に、国土交通省の補助金を活用する。
協議会の冨田祐基さんは「フェリー利用者らが求める2次的な交通手段が整った。近隣の周遊観光にも役立ててほしい」と述べた。
目的地までの走行距離は乗車時にトリップメーターで確認、当面は現金のみの決済とする。予約方法は電話かクリスタルポルト窓口(0531・35・6631)で対応。海外からの訪問者向けに将来的にはホームページから予約できるよう検討している。サービス周知のため市場体験会(予約制)を24日正午まで開く。21日午後5時までに専用フォームで申し込む。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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