前年覇者を0.09秒差でかわす 豊川の二杉琉花がインターハイ200mバタフライ制す

2026/08/26 00:00(公開)
二杉さん㊧と堀畑監督(提供)
二杉さん㊧と堀畑監督(提供)

 全国高校総体(インターハイ)競泳(滋賀県草津市、13~16日)の女子200㍍バタフライで、豊川高校1年の二杉琉花選手が2分11秒04で優勝した。

 

 前年覇者の宮本愛海選手(京都外大西)が前半から積極的にレースを引っ張る展開となったが、二杉選手は終始好位置をキープ。150㍍のターンで0・16秒差まで迫ると、そこから徐々に詰め、ラストのひとかきで前に出て逆転。ゴールタッチの差はわずか0・09秒だった。

 

 二杉選手は「予想外の結果だった。優勝よりも好タイムを出せたことがうれしかった」と笑みを浮かべた。昨夏の全国中学校体育大会で優勝したものの、昨秋からはハードな練習の影響でフォームを崩し、伸び悩んだ。高校進学後の6月に行われた日本選手権でも思うような結果を残せず、目標に掲げていた国際大会「ジュニアパンパシフィック選手権」出場を逃した。「何で泳げないのだろうと悩んだ。本当に悔しくて練習に打ち込めない時期があった」と振り返る。

 

「背負うものはない」先輩の言葉に力

 

 調子を徐々に上げ迎えた今大会。大会前のランキングは9位で、前夜には不安で涙をこぼしたという。

 

 大きな支えとなったのが、堀畑裕也監督や、中学時代から親交があり寮生活も共にする先輩の小林愛茉さん(3年)らだった。「1年生だから、背負うものはない。誰よりも楽しむのが1年の役割」と声を掛けられ「自分ならできる」と思い直した。

 

 今後の目標について二杉選手は「バタフライを軸に自由形も強化したい。来年は世界ジュニア、再来年はジュニアパンパシがある。苦しい思いをした分、来年は代表に入って『インターナショナルC』タイム(2分9秒21)の突破を目指したい」と力を込めた。

 

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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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