日本国民救済会豊川支部が発足

2016/10/02 00:00(公開)
国民救援会豊川支部結成
 人権を侵害された人や家族らを救援する日本国民救援会の豊川支部(渡辺達郎支部長)の結成大会が1日、豊川市の小坂井生涯学習会館で開かれた。支部員人で発足し、7月に弁護団が再審請求した豊川幼児殺害事件で服役中の田邉雅樹受刑者()の社会復帰を求める活動を中心に、関係機関との連携強化を図る。

 1月から8度の準備会などを経て、東三河支部から独立が決定。取り調べの可視化率が低く、司法取引の導入や盗聴法の拡大を盛り込む刑事訴訟法の改正を危惧し、冤(えん)罪による被害者を救うため、さまざま事件の支援機関に協力し、支援を求めていく。渡辺支部長は「喜びも悲しみもみんなで分かち合える組織にしていきたい」と意気込んだ。
 2002(平成)年に御津町で起きた豊川幼児殺害事件では、無実を訴える田邉氏が逆転有罪判決で服役中。同支部は「田邉さんを守る会」と連携し、周知や署名活動、学習を兼ねた現地調査などを予定する。守る会の福住幹生会長も「田邉さんの1日も早い社会復帰を我々の力で手繰り寄せたい」と共闘を誓った。
 過去に豊橋市石巻中学校の教員や、自殺した元豊川市職員の公務災害認定を求める訴訟などで、いずれも被害者や家族の勝訴に導いてきた国民救援会東三河支部(小林修支部長)からは、設立に向けた支援金の他、真新しい支部旗が贈られた。
 また、1967(昭和42)年に茨城県で起きた強盗殺人事件「布川事件」で無期懲役の判決を受けながら、国民救援会などの支援で再審の結果、無罪が確定した桜井昌司さんによる講演もあった。

PC:小林支部長㊨から支部旗を贈呈される渡辺支部長小坂井生涯学習会館で
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