豊橋技科大は国際化の活動さらに発展へ

2016/10/04 00:00(公開)
豊橋技科大
 豊橋技術科学大学(豊橋市天伯町)の開学40周年記念式典が3日、豊橋市の穂の国とよはし芸術劇場で開かれた。大西隆学長は、先人や地域の努力に感謝した上で、力を注いでいる国際化への取り組みを紹介し、大学の一層の発展に決意を新たにした。
 同大は1976(昭和51)年に設置。高等専門学校の卒業生とともに、 工学の習得を目指す普通高校、工業高校の卒業生を受け入れる目的で設立された。
 地元の若手経済人らが取り組んだ理工系大学の誘致、開学当時の文部大臣の理解などがあって豊橋にでき、東三河では「技科大(ぎかだい)」と呼ばれて地域と共に歩んできた。卒業生は約2万7000人。
 式典には地元経済界の関係者や教職員、学生、 卒業生らが出席した。大西学長は、式辞で「技術科学はものづくりや、ものの計画、設計、材料の考案に有効な技術を支える原理や法則を見出し、深めることを通じて技術の改良、新技術の開拓、さらに技術の応用を図る分野で、極めて応用性の高い科学。その探求こそが本学の設立の目的」と説明した。
 現在、力を入れる国際化については「日本で行う教育や研究が正当に評価されるためには、国際的な舞台でその質の高さを示していくことが不可欠」とし、国際化促進の活動をさらに発展させる考えを示した。
来賓からは、地元を代表して、根本幸典国土交通大臣政務官が「地域に果たしてきた役割は非常に大きい。ますますの技術科学人材の養成を期待する」、佐原光一豊橋市長は「本市や東三河のまちづくりにも大きく貢献。これまで以上にしっかりと連携したい」と述べた。
 式典では、大学の海外研修や研究などに貢献した豊橋技術科学大学協力会とオーエスジー(豊川市)に感謝状も贈り、学内で募った開学周年記念歌「希望の丘」を作詞作曲した平石明教授を表彰した。

PC:感謝状の贈呈式も行われた記念式典=穂の国とよはし芸術劇場で
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