中学生のラベンダー商品好評

2016/11/16 00:00(公開)
ラベンダーを原材料とした商品を売る福江中生徒ら=田原文化会館で
 田原市立福江中学校の生徒らが、国の地方創生法に関連した事業として学校近くの遊休農地(約500平方㍍)で栽培してきたラベンダーを原材料に、芳香水などを商品化。このほど田原文化会館で開かれた福祉イベント「福祉のつどい」会場で初めて販売し、完売した。
 当日は午前10時に販売開始、午後2時ごろには売り切れた。
 同校ボランティア部「ドリームの会」と園芸部の1~3年生の9人が協力しながら、来場者らに商品を紹介しながら売った。
 商品はラベンダーの香りが成分的に長持ちするイングリッシュラベンダーを使った天然の芳香水を100本、香りがする石鹸を100個、乾燥させたラベンダーを入れた芳香剤を50袋。特にお年寄りから好評だった。
 この反響に、園芸部1年生の榎本麻莉亜さんは「みんなが興味を持ってくれた。完売できてとてもうれしかった。また次に販売するのが楽しみ」と成果を話した。
 同校の担当教諭によると、来年2月に行われる地域のイベントでも再び販売する計画を立てており、今回の売り上げ金は赤い羽根募金と材料費などに充てるという。
 同取組は“ラベンダープロジェクト”として2015(平成27)年春から本格始動。地元校区やラベンダー栽培に詳しい専門家から協力を仰いできた。学校と地域の協働による地域活性化、子どもたちの地域理解や人材育成などが期待され、全国的にも先進的な試みという。ラベンダーは香りによる安眠効果や認知症の周辺症状緩和にも効果があると言われ、田原は花の産地としても有名。地域性とも結びつき、応用の幅も広い。
 大きな目標として、南仏プロヴァンス地方を模範に、ラベンダーを生かした産業振興を掲げている。 
(千葉敬也)
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