豊川市ボラ創立40周年記念事業

2016/11/20 00:00(公開)
記念講演で登場した泰子さん㊧と翔子さん=豊川市文化会館で
 豊川市社会福祉協議会(伊藤憲男会長)によるボランティアセンター創設40周年記念事業が19日、市文化開館であり、親子で書家として活躍する金澤泰子さん(73)と翔子さん(31)による講演「ダウン症の娘と共に生きて」が行われた。
 NHK大河ドラマ「平清盛」の題字を書くなど、世界的にも活躍する翔子さんは、初めに大きな筆を手に書道パフォーマンスを披露。「共に生きる」と書き、拍手を浴びた。
 泰子さんはダウン症で生まれた翔子さんの生い立ちを紹介。涙を流しながら書いた「般若心経」などを紹介し「娘の作品を見た人はみんな泣いて感動してくれる。娘は特殊な優しさを持つ。ダウン症は染色体が1つ多く、ずっと悩み苦しんできたが、これが優しさの正体なのではと思う」と語りかけた。
 そして、支えてくれた地域や家族らへの感謝の思い、今は一人暮らしもしている翔子さんの成長ぶりも紹介。「心配で死ぬに死ねないと思っていたけど、私の『終活』もだいぶ進んだ。親は子どもをもっと信じていい」と強調。
 翔子さんが米国・国連本部で行ったスピーチも振り返り「娘を生んだ時は世界で一番不幸な母と思ったけど、今は一番幸せな母と思える。生きていれば絶望はない」と訴えた。
(由本裕貴)
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