豊橋で浜岡原発いらない東三河の会5周年のつどい

2016/11/28 00:00(公開)
脱原発について話す三上市長=豊橋市民センターで
 市民団体「浜岡原発いらない東三河の会」の結成5周年のつどいが27日、豊橋市民センター「カリオンビル」であり、「脱原発をめざす首長会議」の世話人を務める湖西市の三上元市長が「私の選択-脱原発」を演題に話した。
 三上市長は、「原発は安価ではない」など八つの理由を挙げて「原発をやめよう」「浜岡原発をとめよう」と発言してきた。
 約100人が聴講した講演では、2001(平成13)年の9・11米国テロを見て「私がテロのリーダーなら原発を狙う。原発をやめよう」という発言を始めたことを説明。その後、東日本大震災と福島の原発を事故を見て、首長として脱原発を発言していく決心をしたことなどを話した。
 「市長としてどう行動すべきか。3週間熟慮し、世論調査の結果も見て決めた。それで政治生命が絶たれても本望」と振り返った。
 大震災が起こった11年。その4月、静岡県市長会では「浜岡原発に防潮堤を造るという話が出たが、心配なら、とめていただきたい」と発言した。
 三上市長は「浜岡(御前崎市)から湖西市まで60㌔、豊橋市は70㌔にあり、地元そのもの」と強調。12月初旬で市長を退任するが「脱原発を反対派の中で伝えても広がらないので、保守系の脱原発派を増やしていこう。原発について一生の仕事として話していきたい」と今後についても話した。
 また、同会は経済産業大臣あての「原発再稼働及び原発廃炉費用の国民負担化に反対する決議」を採択した。
(中村晋也)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

藤城建設 虹の森 さわらび会 蒲郡信用金庫 住まいLOVE不動産 光生会 パーソナルカラー診断の名古屋・愛知
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国