豊川工業高コマチームがG1日本大会出場

2016/12/01 00:00(公開)
コマ「真夏2号」で準優勝した(左から)木原さん、松井さん、吉浦さん=豊川工業高校で
 豊川工業高校(水野智久校長)が先月、刈谷市で開かれた「第4回全国高校生コマ大戦刈谷場所」で準優勝した。同校は進化したコマ「真夏2号」で、来年4月の「全日本製造業コマ大戦G1日本大会」(横浜市)に初出場する。
 力強いコマを生み出したのは、電子機械科3年のチーム「乃木デルタ」。主将で製作担当の木原疾風(はやて)さん、設計担当の松井雄紀さんと吉浦幸広さんの3人だ。
 全国の高校から112チームが出た刈谷場所。使用する手回しコマの条件は、直径20㍉以内で1立方㌢あたり10㌘以下の比重。3人は旋盤機で50個以上の試作を繰り返し、真ちゅうの円柱中央に炭素鋼を埋め込んだ、持ち軸のないシンプルな形に仕上げた。最長で3分近く回り続ける。
 土俵でコマがぶつかり合う1対1の試合では、強い遠心力と盤石なバランスで相手のコマをはじき飛ばし、勝ち進んだ。決勝では富岡実業(群馬)に敗れたが、一般企業も参加する来春のG1日本大会への出場権を得た。
 チーム名はアイドルグループ乃木坂46・秋元真夏さんのファンの松井さんが命名。コマも「真夏2号」と名付けた。回す練習では手にまめができたが、コマへの“愛情”で気にならなかった。
 G1日本大会は3人が卒業後の来年4月となるため、後輩らが意思を継ぎ、コマも改良して挑む。木原さんは「勝ち進んで、自分らを超えてほしい。富岡実業と当たったらリベンジしてほしい」と期待した。
(由本裕貴)
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