大病を克服した80代3人の合同展

2016/12/17 00:00(公開)
80代男性3人の作品展=カーザビヤンカで
 豊橋市南大清水町の喫茶&ギャラリー「カーザビヤンカ」で、市内の太田省三さん(85)、今泉勇さん(85)、平山勝さん(81)による合同展「第15回三人展」が開かれている。いずれも大病を克服し、好きな水彩画や俳画制作に打ち込んでいる3人の近作展。25日まで(月曜休み)。
 太田さんと今泉さんは愛知学芸大(現・愛知教育大)の同期生。平山さんは今泉さんから水彩画の指導を受け、これまで3人展の開催を重ねてきた。今展は、2年4カ月前に旅先で脳梗塞に倒れた平山さんの制作再開を祝い励ますために企画、今泉さんと平山さんは水彩画を、太田さんは俳画を、それぞれ6~7点発表している。
 平山さんは復帰後に手掛けた2作を含む7作品を発表。「妻籠の秋」「西湖の春」などの風景画を披露しており、中でも豊川越しに石巻山を描いた「石巻山遠望」は復帰前と後の作品を展示。画風が大きく変化しているが、それぞれに味のある作品に仕上がっている。
 俳句を長年研さんし指導も行っている太田さんは、日々感じたことを詠んだ句に地元や旅先の風景、葛や桔梗といった植物などを題材にした我流の水墨画を添えた俳画作品を並べている。
 今泉さんは人物画を中心に6点を展示、自画像や晴れ着姿の孫、台風の海などを丁寧に描いた力作が紹介されている。
(田中博子)
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