大河ドラマ放送控え新城で井伊直虎学ぶ文化講座

2017/01/08 00:00(公開)
講演する小和田氏=新城文化会館で
 新城市主催の文化講座が7日、新城文化会館で開かれた。戦国時代史研究の第一人者で静岡大学名誉教授の小和田哲男氏が、8日から放送されるNHK大河ドラマの主人公「井伊直虎」について講演。井伊家とゆかりある地が新城市と浜松市北区にあることから「戦国時代から国境関係なく普通に人材が行き来していたのが面白い」と語った。
 小和田氏は歴史研究や解説本の執筆や、NHKテレビ「歴史秘話ヒストリア」などに出演するほか、過去の大河ドラマでも時代考証を担当した。
 この日は放送開始前日。講演会の冒頭、小和田氏は「ドラマの予習をしてもらえば」と語った。会場は400人で満員となった。
 女性が城主になったことについて「江戸時代は家督を譲るのは男のみとなっていたが、その前の戦国時代では珍しいことではなかった。筑後の立花道雪の後を娘誾千代(ぎんちよ)が継いでいる」と紹介した。
 また「山吉田を治めていた柿本城の鈴木家は奧山(浜松市北区)の奧山家から嫁をもらっているなど地縁的なつながりがみられる。遠江と三河の国境付近だったが人の交流もあったことが興味をそそる」と述べた。
 養子の虎松(後の井伊直政)を徳川家康に引き合わせたことについて「当時は浜松城にいた家康を選んだは、妻となる築山御前が井伊家の出身だったこともあったのでは」との推測も加えた。
(安藤聡)
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