田原福江小5年生がノリを収穫

2017/01/12 00:00(公開)
ノリを収穫する児童ら=田原市福江地区の海岸で
 田原市立福江小学校の5年生児童31人が11日、学校近くの海岸でノリの収穫に挑戦した。
 同校では毎年5年生が総合学習の一環として、地元の漁師、高橋信夫さん(73)に教わりながら、黒ノリと青ノリの養殖過程を学んでいる。昨年にかけてはノリが育つ網を支える支柱を埋め込む竹打ち作業や、人工的にノリの胞子を付着させた網の設置を実施。この日、待望の収穫を迎えた。
 児童らはざるを手に水平に設置された網から垂れ下がるように育ったノリを次々に収穫。海水の冷たさに苦戦したが、田中志佳さんは「手は冷たいけど、摘み取るのは楽しい。味噌汁に入れて食べたいです」と話した。
 高橋さんによると今季は天候が良く、生育環境に恵まれたため、前年の倍ほどの収穫が見込めるとのこと。一般的な規格の板ノリのサイズ(19㌢×21㌢)に換算すると約4000枚ほどになるという。
 この日収穫したノリは児童らが持ち帰り、12日にはノリすきを体験するという。
(千葉敬也)
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