文化財防火デー控え豊橋市消防本部が商家「駒屋」で放水訓練

2017/01/21 00:00(公開)
中土蔵に放水する消防職員ら=豊橋市の商家「駒屋」で
 文化財防火デー(26日)を前に20日、豊橋市二川町の商家「駒屋」=同市有形文化財=で同市消防本部による放水訓練が行われた。職員らは文化財を火災から守る決意を新たにした。
 文化財防火デーは1949(昭和24)年1月26日、法隆寺金堂の壁画が失火で焼失したことを教訓に55年に制定。同市内では2011年に赤岩寺(多米町)の火災で市指定文化財の仏像3体が焼失している。
 この日の訓練は、売店となっている中土蔵から漏電で出火したとの想定。職員らは119番通報や来館者の避難誘導を行い、消防職員や地元消防団員が放水した。
 「駒屋」は江戸時代に建てられた主屋をはじめ、8棟の建物からなり、改修復元工事後の15年から一般公開している。
 松田好市館長(66)は「8棟が密集し、周辺には古い家も多いので、日頃から火災には注意しているが、これを契機にさらに防火に気をつけて仕事をするようにしたい」と話した。
 同市では、文化財防火デーに併せて同日までに、国有形文化財の豊橋ハリストス正教会を含む24カ所の文化財を、消防や文化財センターの職員らが査察し、消火器の場所や建物の配線などを確認した。
(飯塚雪)
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