豊川市資源化施設の内覧会

2017/01/21 00:01(公開)
刈草・剪定枝の破砕機を見学する関係者ら=豊川市資源化施設で
 豊川市長草町に建設中の「豊川市資源化施設」がほぼ完成し、20日に地元町内会役員や市議向けの内覧会が行われた。総事業費16億円以上の施設は、市内のごみ処理能力の向上と再利用の役割が期待され、周辺環境にも配慮した設備が導入された。
 場所はシロキ工業豊川工場近くの約1万5000平方㍍の敷地。北側には刈草・剪定枝(せんていし)処理施設、不燃ごみ・資源選別施設、計量棟、南側には古紙古布ストックヤードが建つ。
 刈草・剪定枝施設では、これまで焼却処理していた刈草などを大型機械で破砕し、チップ(木くず)や堆肥として再利用。刈草は年間2500㌧、剪定枝は同1500㌧を処理でき、平尾町の清掃工場における焼却量の削減を図る。
 不燃ごみ・資源選別施設には手選別コンベアや磁力選別機、缶をつぶすプレス機などを配備。年間で不燃ごみは1500㌧、瓶は1300㌧、缶は540㌧の処理能力を誇る。
 古紙古布ストックヤードは約700平方㍍の広さの倉庫で、年間で紙類8000㌧、布類800㌧を保管できる。
 刈草・剪定枝と不燃ごみを扱う施設には、専用フィルターを使った脱臭設備や防音も施されており、長草町内会長の林賢一さん(71)は「臭いや音への対策は地元から要望してあったので、大丈夫かなと思う。通学路もあるので(搬入車両による)交通事故がないようにしてほしい」と話した。
 施設は2月から試運転を開始し、3月に市に譲渡される。
(由本裕貴)
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