豊橋競輪が行う「豊橋ガールズケイリン育成プロジェクト(Ｔ－ＧＵＰ)」の４期生２人が、難関の日本競輪学校＝静岡県＝に合格し27日、豊橋市役所で佐原光一市長へ意気込みを語った。
　入学するのは田中千尋さん（18）＝同市＝と吉田夢姫さん（19）＝大分県＝。２人は２度目のチャレンジで合格。
　県立豊丘高校卒で自転車競技未経験で挑戦した田中さんは「タイムは伸びていたが、合格は信じられなかった」と喜びもひとしお。「他の人より練習して強くなりたい。勝って外車と家を買いたい」と目標を語った。
　一方、自転車競技の強豪校、大分県立日出総合高校出身の吉田さんは「コーチをはじめ皆さんに支えられて合格できた。卒業してプロになり、優勝を積み重ねていけるような選手になりたい」と話した。
　佐原市長は「しっかりとトレーニングを積み、豊橋でデビューを飾ってほしい」と２人を激励した。
　入学式は５月。２人は約11カ月間学校に通い、国家試験に合格したのち、来年７月のプロデビューを目指す。
　Ｔ－ＧＵＰからの競輪学校合格者は、これで合計で８人となり、うち４人がプロ選手として活躍している。
　豊橋競輪では現在５期生を募集中。来年５月の日本競輪学校入学を目指し、豊橋競輪場で訓練に専念し、プロとなった後も同競輪場をホームバンクにすることなどが条件。締め切りは３月１日で、選考日は３月４日。詳細は豊橋競輪ＨＰに掲載。
　問い合わせは豊橋競輪（０５３２・61・３１３６）へ。
（飯塚雪）