豊橋正教会・聖使徒福音者馬太聖堂が先月発刊の「日本の最も美しい教会」掲載される

2017/02/02 00:00(公開)
豊橋正教会も紹介された「日本の最も美しい教会」
 国内にあるキリスト教会のなかで、国宝指定はじめ“美しい建築”として認められる61の聖堂を厳選し、詩情豊かにとらえた写真集「日本の最も美しい教会」が先月、エクスナレッジ社(東京)から発刊された。B5判・160㌻。24都道府県にわたる61教会のうち、豊橋市八町通にある日本ハリストス正教会「豊橋正教会」の聖使徒福音者馬太聖堂(国指定重文)も選ばれ、優美な八角塔などが2㌻にわたって紹介されている。
 「一度は訪れたい 世界に誇れる日本の聖堂」と副題を付けた同書は、日本建築写真家協会員の鈴木元彦氏が撮影、著述家・八木谷涼子さんが解説文を寄せた。隠れキリシタンの里である長崎の教会群から、日本の大工技術が光る木造教会、近代建築の巨匠たちが残した建築遺産まで、宗派を超えた祈りの美空間を載せている。
 長崎県が最も多く12件、次いで東京都9件、北海道6件、兵庫県3件の順。愛知県からは豊橋正教会と、犬山市の博物館明治村内にある旧日本聖公会「聖ヨハネ教会堂」の2件が選ばれた。
 うち豊橋正教会の馬太(マトフェイ)聖堂は、信徒たちが自ら建築資金を調達し、1913年12月に完成した木造建築。聖堂完成前の日露戦争時には「豊橋に収容されたロシア人捕虜もこの教会の祈とうにあずかった」「建物の研究がもっとも進んだ聖堂のひとつ」などと、八木谷さんは記している。日本ハリストス正教会(ロシア正教会)の聖堂は、豊橋正教会はじめ東京復活大聖堂教会(通称ニコライ堂)、北海道の函館正教会、福島県の白河正教会、京都市の京都正教会、計5件が紹介されている。税別1800円。問い合せは同社(03・3403・1381)まで。
(藤田彰彦)
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