パティシエの小山さんが豊橋で講演

2017/02/08 00:00(公開)
「ものづくりありき。売れるものをつくろうと思ってはいけない」と訴える小山さん=豊橋市のホテルアークリッシュ豊橋で
 兵庫県三田市の洋菓子店「パティシエ エス コヤマ」のオーナーパティシエ、小山進さん(53)が7日、ホテルアークリッシュ豊橋(豊橋市駅前大通1)で地域の強みを生かした商品開発のポイントなどを講演した。
 小山さんは仏で最も権威あるショコラ愛好家「C.C.C.(クラブ・デ・クロクール・ド・ショコラ)」のコンクールで6年連続最高位を獲得した日本を代表するショコラティエ

 会場には、東三河で商品開発を目指す企業の担当者や製菓店、豊橋調理製菓専門学校の学生ら約100人が詰めかけた。
 小山さんは煮切り醤油や奈良漬けをカカオと組み合わせたショコラを発売するなど、次々と生み出される商品開発のプロセスを紹介。「景色や香り、音、自分が感動して残したいと思ったことを、毎日書き留めて整理し、そこからものづくりに発展させている」と説明。
 アイデアを引き出すポイントとして「日常から面白いことを切り出す訓練をしなければいけない」とアドバイスした。
 年間100万人が来店する「パティシエ エス コヤマ」を起点とし、行政を巻き込んだ街づくりをしていることも報告。また、地元産トマトを試食し「おいしいトマトは全国にある。爆発的にクオリティの高い地元の店を作らなければ外からは来てもらえない」と指摘した。
 講演会は、県が東三河で地元産食材を使った商品開発を行う事業者らを後押しする農工商連携活性化セミナーとして初めて開催した。
(飯塚雪)
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