豊橋のほの国百貨店で世界的写真家の岩合光昭展「ねこ歩き」

2017/03/03 00:00(公開)
同店2度目の写真展を開いた岩合さん=ほの国百貨店で
 世界で活躍する動物写真家・岩合光昭さんが撮ったネコの写真を並べる「岩合光昭写真展“ねこ歩き”」(東愛知新聞社など後援)が豊橋のほの国百貨店で2日開幕。初日は岩合さんが来場、詰めかけたファンの前でトークショーを行った。
 岩合さんは1950年東京生まれ。国内外で活躍する動物写真家で、その作品は世界的に高く評価されている。ネコの撮影は40年以上続くライフワークで、TV番組「岩合光昭の世界ネコ歩き」や、ネコに関する多数の著書でも知られる。同店での作品展は2年ぶりで、岩合さんを間近で見ようと開場前から70人を超えるファンが列を作った。
 今展では、近年訪れたギリシャやイタリア、トルコ、キューバ、アメリカ、モロッコなどで出会ったネコ、季節の移ろいと共に写した日本のネコ、愛情たっぷりに捉えた岩合家のネコの3章に分け、温かみある作品200余点を展示した。すましたり怒ったりする姿、ジャンプや木登り、ひなたぼっこ…。来場者は愛らしいネコたちの姿に目尻を下げ、岩合さんの生み出す優しい世界を堪能していた。
 ネコの表情のみならず、周囲の自然や建物、人との関わりなども併せて切り取ることで、ネコを通して世界を紹介。「環境が人を育てると言うが、ネコにとっても風土は重要。ネコを通して生活する村や町、国の様子を伝えている」と岩合さん。同店2度目の開催にあたり、「お客さんの笑顔で良い印象を持ってもらっていることが分かる。自分も撮りたい、きれい、かわいい…何でも良いので、作品が印象に残れば」と語った。
 同日午前のギャラリートークには、市内外のファン300人が詰めかける盛況ぶり。会場には岩合さんの写真を使ったネコグッズなどの販売コーナーも設置、多くのファンでにぎわっていた。
 同展は13日まで。一般500円、中高生300円、小学生以下無料。2週目となる9日からは特別企画として、前回の半券を持参した再来場者を対象に、岩合さん直筆サイン&イラスト付きの同展ポスターなどがあたる抽選会を予定している。
(田中博子)
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