豊川市は４日、市勤労福祉会館で、とよかわおもてなしレシピグランプリ「家庭でできる簡単レシピ」の最終審査と表彰式を行った。
　家庭での調理機会や地産地消の推進を目的とする事業で、豊川市農政企画協議会との共催事業。４回目となる今年は市民から地元豊川産の農産物を使ったレシピ11作品の応募があった。
　この日は１次審査を通過した６点を対象に、山脇実市長らも参加した試食審査が行われ、小林博さん（32）＝明野町＝の「農家の作る大葉のシフォンケーキ」が最優秀賞に選ばれた。
　農業の小玉企画（牛久保町）に勤める小林さんは、細かく刻んだ地元産の大葉の香り漂うシフォンケーキに、クリームやイチゴ、ミントを添えた。妻と３人の子を持つ小林さんは「子どもが自分の作るケーキをあまり食べてくれないので、これで気に入ってもらえれば。大葉が広く知られ、多くの人に食べてほしい」と話した。
　最優秀賞の小林さんには豊川産農産物詰め合わせなど５０００円分、優秀賞者には同３０００円分、入賞者４人には同１５００円分が贈られる。
　優秀賞＝小川訓子「春薫る花手まり寿司」▽入賞＝埋田久美「にんじんオムライス　フルーティー　ポークチャップ添え」、稲垣満理「とよかわよくばり焼き」、大友幸子「タジン鍋で彩り野菜＆ふわふわキャベツ焼売」、吉村真琴「いなりんのミミバーグ」（由本裕貴）