「宿伊奈土地区画整理事業」豊川市が支援

2017/03/07 00:01(公開)
土地区画整理事業の候補地となっている小坂井の宿伊奈地区
 豊川市が、小坂井地区での「宿伊奈土地区画整理事業」(仮称)の支援に乗り出す。名鉄・伊奈駅や国道1号に近いエリアが候補地で、街区設計費などを新年度予算案に盛り込んだ。市民の新たな生活拠点として、地元と一体となって整備を目指す。
 事業予定の「宿伊奈地区」は、名鉄伊奈駅の東約300㍍に位置し、旧東海道の県道白鳥豊橋線に接した約2・5㌶の敷地。東側には国道1号、徒歩圏内にはフードオアシスあつみなどの商店もあり、交通の利便性や生活環境に恵まれた地域だが、現在は農地が広がり、市街地が形成されていない。
 地元地権者から土地区画整理法に基づく発起人会結成届と技術援助申請の提出を受けた市は現在、設立支援の一環で現地測量を行っている。新年度予算案には街区設計費や公共施設設計費として1900万円を盛り込み、将来の街のデザインを作成する。
 この地区は、市都市計画マスタープランで「地域生活拠点」に位置付けており、伊奈駅東口と豊川市中心部を結ぶ都市計画道路・伊奈美和通線の計画地も含んでいる。
 市は人口減少対策として、主要鉄道駅を中心に都市機能の誘致や居住区域を整備するコンパクトシティ化を推進。市外からの転入者を増やすさまざまな施策を計画しており、宿伊奈地区も重要なエリアとなりそうだ。
(由本裕貴)
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