龍拈寺で開山五百回大遠忌

2017/03/09 00:00(公開)
園児たちが除幕し、披露された燈籠=龍拈寺で
 豊橋市新吉町の吉田山(きちでんさん)龍拈寺(竹村欽也住職)で8日、開山五百回大遠忌が執り行われた。記念事業として本堂前に再建した燈籠2基の除幕式も開かれた。
 同寺は、16世紀前半、吉田城主の牧野信成が亡き父・古白の23回忌追善のため、休屋宗官(きゅうおくそうかん)和尚により創建されたとされる。江戸時代には隆盛を誇り、神宮寺と悟真寺と共に吉田藩を代表する「吉田3ケ寺」に数えられた。
 戦中、燈籠は金属製だったため供出され、台座だけが山門の横に残っていた。1945(昭和20)年6月の豊橋空襲では山門を除いて全焼、その後、寺は再建された。
 大遠忌には、末寺の関係者、壇信徒ら約80人が出席。法要後、豊橋中央幼稚園の年長児が燈籠の幕を引き落とし、お披露目された。
 新しい燈籠は石製で、当時の形を模し、以前の台座も一部加工して残された。岡崎の石製品業界で若手作家のリーダーとして注目されているライフインストーン田口石材(岡崎市)の近藤敏治(48)が製作。檀信徒、護持会などの浄財で作られた。
(中村晋也)
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