豊川市が防災ドローン航空隊結成

2017/04/11 00:01(公開)
スカイガードフォックスに任命された隊員と2機のドローン=豊川市役所で
 豊川市は10日、無人航空機(ドローン)を扱う防災ドローン航空隊「スカイガードフォックス」の任命式を行った。消防本部をはじめとする市職員による専門チームは東三河の自治体で初めて。災害時の他、さまざまな公務への活用を見据える。
 企画部防災対策課長の土居秀三さんを隊長、同課長補佐の田中佳宣さんを副隊長に、1班は消防本部8人、2班は企画部4人と産業部、建設部、教育委員会の各1人の7人で構成。
 災害時に人が立ち入れない被災地の上空からの撮影をはじめ、建設や文化振興面での調査にも活用を見込む。市長室での任命式で、山脇実市長は「しっかりと操縦技術を習得し、いつ起きてもおかしくない災害に備えてほしい」と激励。土居隊長は「平常時に日々訓練に励み、精進していきたい」と誓った。
 ドローンは講習費も含めて約170万円で整備。比較的安価な「ファントム4プロ」は主に1班が、高性能な「インスパイア2」は2班が扱う。基本2人以上で使用し、操作に困った際には自動ホバリングで上空に待機したり、充電が切れそうになると出発地点に戻る機能もあり、安全面で考慮されている。
 この日は初会議も開かれ、国交省航空局による安全使用のためのガイドラインや飛行マニュアルを確認。一人につき10時間以上の訓練飛行の実績がないと使用許可が下りないため、隊員らは28日に音羽運動公園で行う初回訓練などで技術を身に付けていく。6月3日の豊川流域での水防訓練で初運用を見込む。
 隊員らは青色の制服や帽子を着用。チーム名は豊川稲荷のキツネから「空から市民を守るキツネ」の意味を持ち、キツネとプロペラをあしらったロゴマークも施された。
(由本裕貴)
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