劇団四季の俳優から指導受ける高校演劇部員

2017/04/30 00:00(公開)
劇団四季の俳優3人が講師を務めた講習会=穂の国とよはし芸術劇場で
 東三河地区高校演劇部合同講習会が29日、豊橋市の穂の国とよはし芸術劇場で開かれ、生徒たちが劇団四季の俳優3人から稽古で用いている発声方法などについて指導を受けた。
 新入生が入部して最初の講習会で、主催する東三河高等学校演劇連盟が名古屋にも拠点劇場を持つ劇団四季に依頼し実現した。18校の演劇部から1~3年生約350人が参加した。
 講師を務めたのは、ミュージカルを中心に活躍している道口瑞之さんと権頭雄太朗さん、名古屋四季劇場で上演中の「リトルマーメイド」でアリエルを演じている岡崎市出身の小林由希子さん。
 この日は、客席へ音を明確に伝えるための練習として必ず取り組んでいる呼吸法、開口発声を紹介し、伝授した。
 開口発声では、道口さんが「口跡がはっきり、つまり母音がはっきりしていると何を言っているか分かる」と説明。生徒たちは、母音を明確にするための練習を実践し、一息で「あいうえお」「いうえおあ」などと声を出した。
 豊橋商業の3年・杉浦愛佳さんと坂口姫菜さんは「今まではゆっくり切って発声。練習した方法では、最初、息が切れたけれど、自分の限界がのびたようで発声の仕方がさらによくなりそう」と話し、日々の基礎練習に役立てたいという。
 道口さんたちは、これから演劇に励む高校生たちに対して「どんなことにも興味を持ち、吸収していってほしい」と話していた。
(中村晋也)
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