豊橋石巻中3年生が手もみ茶づくり

2017/05/02 00:00(公開)
茶を手のひらでもむ生徒ら=豊橋市立石巻中学校で
 八十八夜(2日)を前に、豊橋市立石巻中学校(荻山匡仁校長)の3年生126人が1日、自ら収穫した茶を使った手もみ茶づくりを体験した。2001(平成13)年度から続く行事。
 生徒らが朝、校内にある茶の木から手作業で摘み取った茶葉を使用。茶に詳しい同市下条東町の松井和久さん(69)の指導で、せいろで蒸したあと、「露きり」「もみきり」など7つの工程を各クラスが交代で担当した。 
 このうち、炒った茶葉を手の平で転がすようにもみながら形を整えていく「こくり」では、生徒たちが根気強く丁寧に茶葉と向き合った。
 3年の中岡晃太郎さん(14)は「穂先がバラバラでこくりの作業は難しかった。お茶が好きなので、自分で飲むのが楽しみです」と話した。  
 同校は1928(昭和3)年に農業の後継者を育成するため「石巻公民学校」として開校した際、学校の周囲に茶の木が植えられ、以来茶摘みを伝統行事にしている。
 この日も午後、全校生徒約370人で茶摘みを実施。とった茶葉は工場で製茶し、6月に全校生徒らで味わうほか、手もみ茶は3年生が自宅へ持ち帰る。
(飯塚雪)
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