豊橋LCがカンボジアの2校に井戸を整備

2017/05/11 00:00(公開)
引き渡し式の様子。右から4人目が中村会長=コークチュ小中学校で(豊橋ライオンズクラブ提供)
 豊橋ライオンズクラブ(中村誠孝会長)が、カンボジア・プノンペン市南部のカンダール州にある小中学校2校に井戸と関連施設を贈った。これまでも過去5回、同市内外の小・中学校にトイレなどを寄贈し、衛生環境の改善を支援している。
 今期は、中村会長らが4月18日から4日間の日程で2校を訪れ、引き渡しをした。
 1校はチュンカウプ小中学校(児童生徒507人、教諭23人)。手動ポンプによる34㍍の井戸を寄贈した。これまで、水を確保するため100㍍先にある寺の井戸から人力で運んでいた。
 もう1校はコークチュ小中学校(児童生徒814人、教諭26人)で、電動ポンプの68㍍の井戸。今まで井戸があったが、浅いために水質も悪く、乾期には枯れるという。深くなり、水質も改良された。
 中村会長によると、両校の井戸引き渡し式には子どもや教諭、地域の人らが参加し、感謝されたという。コークチュ小中学校では、豊富な冷たい水が確保できるようになった。
 滞在中、日本大使館を訪問し、事業について報告。大使館も、同クラブが昨年、トイレを贈ったコキ小学校の校舎を建設したという。カンボジアの教育関係者、プノンペンのライオンズクラブとも懇親の機会を持ち、交流を深めた。
 中村会長は「こうした民間交流の努力が両国の発展に役立てば」と期待を込めて話した。
 豊橋クラブはこれまでに、プノンペン市内外の16の小中学校にトイレを建設し、寄贈。対象者数は約1万8000人にのぼるという。トイレがなかったり、雨期に水浸しになったりする深刻な現状から、衛生環境の改善支援を続けている。
(中村晋也)
チュンカウプ小中学校に整備されたポンプ
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