「浜松三ヶ日・豊橋道路」期成同盟会が総会

2017/05/16 00:01(公開)
総会の冒頭、あいさつする神野会頭=豊橋商工会議所で
 東三河と遠州の行政、経済団体でつくる浜松三ヶ日・豊橋道路建設促進期成同盟会(会長・神野吾郎豊橋商工会議所会頭)は15日、豊橋商工会議所で総会を開いた。今年度、国直轄による同道路の調査が進められることを受け、新たな一歩と期待の声が相次ぎ、出席者は早期の着工、実現に向けて結束し、関係機関へ積極的に働き掛けていくことを確認した。
 浜松三ヶ日・豊橋道路は、浜松市の東名高速道路三ヶ日ジャンクション(JCT)付近と豊橋市の国道23号バイパスを南北につなぐ地域発案の構想路線。
 三遠地域の行政、商工会議所、商工会、農協の26団体でつくる同盟会が、実現への要望活動などを展開してきた。
 こうした中、3月末、静岡、愛知両県と浜松市による「静岡・愛知県境道路に関する連絡会」が、浜松三ヶ日・豊橋道路の具体化が必要で、今後個別路線としてサービス水準や、おおむねの起・終点、経過地など求められる機能の検討に着手するとした。
 さらに、国土交通省中部地方整備局が「重要港湾・生産拠点と高速道路のアクセス強化や静岡県・愛知県の連携強化の観点から、広域的な道路ネットワークとして求められる機能の検討を実施する」とし、今年度、調査が進められることになった。
 総会の冒頭、神野会頭は「地元地域から発想、起案した道路で、官民一体の活動が実った。工事着手にはまだ課題があり、引き続き支援をお願いしたい。早期実現に歩みを進めることを誓う」と述べた。
 根本幸典国交大臣政務官は「これを機に一致団結し、工事着手に向けて努力をいただければ」と一層の協力と活動に期待を寄せた。
 総会後、「道路をめぐる最近の話題」を演題に講演した国交省中部地整局浜松河川国道事務所の尾藤文人所長は「静岡県、愛知県、浜松市と、豊橋市、田原市、湖西市など関係機関と連携し、調査を進めていく」と話した。
 浜松三ヶ日・豊橋道路が実現すると、物流・製造業や農業の輸送効率化、定時性向上が期待できるのをはじめ、観光、医療、防災などでも効果が現れるとしている。
(中村晋也)
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