豊川市民まつり・おいでん祭が始まった27日、豊川市総合体育館周辺でも多くの関連イベントが開かれた。豊川青年会議所（＝ＪＣ、松山紘之理事長）は同館内で三世代交流イベント「ＡＬＬＤＡＹＳ　三丁目の遊日」を初開催した。
　赤いちょうちんやフォークソングなどで昭和の村祭り風のノスタルジックな雰囲気を演出し、ＪＣメンバーは浴衣や甚平の姿で歓迎。地元の老人クラブの会員ら20人の協力の下、コマ回しやおはじきなど８コーナーで昔ながらの遊びなどを提供した。
　ＪＣと老人クラブが相談してイベント内容を決めた。老人クラブの「競技人口が減る中、若い人にも広めたい」という思いを反映したゲートボール体験や、メンコや射的に、子どもたちは夢中になって挑戦。日付とイベント名が記され、セピア色で写真が現像されるコーナーも好評だった。
　事前に市内の小学校の全児童にチラシが配られたこともあり、多くの子どもたちの姿が見られた。企画した同ＪＣつながる豊川チャレンジ委員会の成田貴是委員長（36）は「１日限りのイベントだが、一生残る思い出になってくれれば」と期待した。
　同ＪＣはこれまでも毎年おいでん祭に合わせ、公開例会としてコスプレ大会やうどん作りなどを行っている。
（由本裕貴）