豊橋で松井画伯の絵画教室

2017/05/30 00:00（公開）

社会キャリア・教育

園児らの筆運びに目を細める松井さん=福祉村保育園で

　社会福祉法人さわらび会（豊橋市野依町、山本孝之理事長）は29日、同市出身で現代フランス画壇を代表する画家・松井守男さんを招き、施設利用者や保育園児を対象に絵画教室を開催。松井さんの指導を受けながら、皆で大作を描き上げた。
　文化事業に力を入れる同法人。施設利用者らに一流の芸術に触れてもらいたい-と先日もコンサートを開いたばかり。今回は“豊橋初、世界への文化発信を”と啓発に励む松井さんが趣旨に賛同、初の訪問が実現した。
　会場となった福祉村保育園には園児や保護者、障害福祉サービス事業所「明日香」利用者ら関係者約１００人が集合。松井さんのあいさつの後、早速皆で制作を開始。利き手でない方で筆を握ったり、場所を移したりして、松井さんの助言に沿って真っ白な紙に自由に絵の具を重ね、独創的な世界を作り上げた。
　園児や利用者が夢中になって描く姿に、松井さんは「才能豊かな人たちばかり。素晴らしい芸術が生まれると思う」と感激。今後も帰国時には同法人で教室を開きたいとしている。
（田中博子）

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