豊橋・名豊ギャラリーが移転オープン

2017/06/02 00:00(公開)
移転オープンした中部ガス名豊ギャラリーで、オープン記念の合同展を開いた小出さん、芳山さん、大竹さん(左から)=開発ビル内の同ギャラリーで
 豊橋市駅前大通2の「中部ガス名豊ギャラリー」は、解体を控える名豊ビルから隣の開発ビル9階に移転し、1日オープン。同日、移転オープン記念の「日本水彩画会 豊橋支部三人展」が始まった。同支部の芳山家治支部長、小出敏行副支部長、大竹良夫顧問による初の合同展。11日まで(会期中無休)。
 歴史ある日本水彩画会の国内最初の支部として誕生した豊橋支部の役員を務める3人。合同展には、3人が東京都美術館で開かれる「日本水彩展」出品作を中心に、近作や思い入れある作品などを持参した。
 芳山さんは、自宅近くの羽田上公園での日常を柔らかな光と温かみある色彩で描いた「秋の朝」など9点を、小出さんは東北の春を牧歌的に描いた「農夫」をはじめ画業の変遷が分かる8点を、大竹さんは雲の色が魅力的な自身の代表作「そら(杉山)」など、ライフワークとして長年打ち込む“そら”の作品など9点を披露している。
 「手軽に描ける画材ながら、油彩に負けない重厚感ある表現もできる水彩画の奥深い魅力を味わって。展示を機に水彩画の愛好者が1人でも増えればうれしい」と3人は語る。展示は午前10時から午後5時で、10日は大竹さん、11日は小出さんが在廊予定。

 同ギャラリーは2005年に名豊ビルに開設、貸しギャラリーや独自の企画展などメセナ事業を展開してきた。新しいギャラリーは展示面積が120・91平方㍍で、天井高は前のギャラリーより90㌢高い3㍍19あり、以前より軸など長物の展示にも向くという。「広く市民に利用いただきたい」と、料金は1日3000円という安さに設定。今後は「伊奈彦定 鉄道のある風景原画展」など第5弾まで記念企画展を予定しており、盆以降の一般利用を受け付けている。問い合わせは同ギャラリー(0532・51・5610)へ。
(田中博子)
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