豊橋刑務支所が女子受刑者の受け入れを始める

2017/06/02 00:00(公開)
女子受刑者の受け入れが始まった豊橋刑務支所=豊橋市今橋町で
 豊橋刑務支所(豊橋市今橋町)が5月下旬から、女子受刑者の受け入れを段階的に始めた。全国の女子刑務所の過剰収容を解消するため国内11番目の女子施設として改修を進めており、今夏には受け入れを本格化する。
 同支所は1923(大正12)年、名古屋監獄豊橋出張所(東八町)として開所。45年6月、豊橋空襲で施設が焼失し、51年に現在地へ新築移転した。これまでは、交通事犯など比較的軽犯罪の男子受刑者を受け入れていた。
 法務省は、立地や収容規模などを理由に同支所を女子受刑者の受け入れ場所に選択。拘置棟だけを稼働していた。
 支所では新たに受刑者約260人を受け入れ、女性刑務官や職員らを約60人ほどに増員する。
 施設も女性用トイレや工場の増設、女性刑務官のため仮眠室を個室化し、シャワー室の整備などを進めている。
 背景にある過剰収容は深刻で、全国の刑務所の平均収容率65%(2015年末)に対して、女子施設は大半が収容率8割を超える。豊橋刑務支所は、北陸・東海地方を所管する名古屋矯正管区内で笠松刑務所(岐阜県)に次いで2カ所目の女子施設となった。
(飯塚雪)
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