豊橋の「さわらび会」が地域福祉サミット

2017/06/04 00:00(公開)
街づくりについて意見が飛び交った地域福祉サミット=豊橋市野依町で
 豊橋市の社会福祉法人「さわらび会」(山本孝之理事長)は3日、同市野依町のフェリス福祉村で、「第3回地域福祉サミット~みんなの力でみんなの街をつくる会議」を開催。自治会や教育機関、障害当事者など、多様な立場の地域住民らが福祉村職員とともに、地域の街づくりについて活発に意見を交わした。
 昨年11月に第1回、今年2月に第2回を開き、今回が3回目となるサミット。地元自治会や教育関係者、地域に住む学生や障害当事者、福祉関係者ら28人とファシリテーターを務める法人職員らが参加し、さまざまな立ち位置から、地元が住みやすい町になるための意見を出し合った。
 参加者は地域別に4班に分かれ、自由にアイデアを出し合い、それらを表記したカードを分類・整理してまとめる「ブレーンストーミングとKJ法」でグループワーク。今回は街づくりの中でも“福祉”に重きを置いてソフト面、ハード面での課題について話し合いを行った。
 参加者は、地域の良い点や不安に思う点などを出したほか、「高齢者の働ける場所の確保を」「公共交通機関の充実を」「通学路の防犯灯の増設を」「子育てなどの情報を提供」などの意見・要望を付箋(せん)に書いて次々提示。それら付箋を分類しながら意見をまとめていった。
 話し合いの後は、各グループで発表、地元市議からの講評を受けた。サミットは今秋、第4回目の開催を計画しており、1~3回を通してのまとめを発表する予定という。
(田中博子)
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