新城の東名高速で観光バスと乗用車衝突

2017/06/11 00:01(公開)
観光バスに衝突し、ぺしゃんこになった乗用車。午前11時前、クレーンでつり上げられた=新城市の東名高速道路新城PA付近で
 10日午前7時29分ごろ、新城市富岡の東名高速道路新城パーキング(PA)付近で、上り線を走行していた豊橋市の観光バスに、下り線を走っていた乗用車が衝突した。乗用車を運転していた男性が死亡し、バスに乗っていた豊川市上宿地区の住民ら団体客、運転手ら47人は新城や豊橋、豊川各市内の病院に運ばれたが、45人が重軽傷を負った。
 県警高速隊によると、死亡したのは浜松市に住む医師の男性(62)。
 観光バスは「東神観光バス」(豊橋市大脇町)が運行。バスのドライブレコーダーでは、乗用車が中央分離帯を飛び越え、上り線の追い越し車線を走行していた観光バスに衝突し、バスの前方から屋根にめり込むようにぶつかっていた。
 同社によると、バスは62人乗り(客席12列)。旅行会社「トラベル東海」(豊川市三蔵子町)がチャーターし、乗客44人と運転手の男性(68)ら乗務員3人の計47人が乗車していた。
 午前7時ごろ豊川市内を出発し、山梨県内でサクランボ狩りやウイスキー蒸留所見学、アウトレットなどを楽しむ日帰りツアーの途中だった。
 この事故で、豊川インターチェンジ(IC)-三ヶ日ジャンクション間は、上り線が午後1時半、下り線は同1時まで通行止めとなった。
 -事故現場-
 現場となった上り線新城PA付近。追い越し車線上で観光バスが停車し、運転席の真上に上下ぺしゃんこになった乗用車が覆いかぶさっていた。
 事故を知り、下り線PAへ来ていた豊橋市石巻萩平町の白井利治さん(43)によると、事故から30分後ぐらいにはバスの乗客が本線上から上り線PAへ避難していたという。
 だが、バス前面に乗用車がめり込むような悲惨な光景に「乗用車の形は原形をとどめていない。何でこんなことになっているのか分からない」と絶句した。
 乗用車は午前11時前にはクレーン車でつり上げられた。
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