伊東前農水副大臣と豊橋の農家が意見交換

2017/06/19 00:00(公開)
対話集会で語り合う伊東前農水副大臣㊨と農家=豊橋市小島町で
 自民党の「ふるさと対話集会」が18日、豊橋市内の3カ所で開かれ、伊東良孝前農林水産副大臣が地元選出の衆議院議員・根本幸典国土交通大臣政務官とともに農業王国・豊橋を支える農家らと車座になって意見を交わした。
 伊東前農水副大臣らは、施設園芸農家、畜産農家、露地栽培農家それぞれと対話の場を持った。
 施設園芸農家とは、小島町の伊藤充治さんが営む温室内でミニトマト、トマトを栽培する農家11人と語り合い、規制や農地の課題、労働力などが話題となった。
 農家の1人は「農地には200平方㍍までしかコンクリートを張れない。規制の緩和をお願いしたい」と要望。作業の効率化や衛生面などのためコンクリートを打設したいという。
 別の農家は「新しい技術、取り組みは、実績がないために補助金が出なかったり、お金が借りられなかったりする。先陣を切ってやろうとしても、やる気がそぐわれる」と訴えた。
 新規就農者の男性や他の農家は「商業団地や工業団地をつくることには投資するが、農地には投資しない。大きな農地を獲得できるようになると新規の農業者が定着するのではないか」「遊休農地は規模が小さく、点在していて活用しにくい。意欲のある農家のためにも農業団地のような整備が必要なのでは」と農地集約を提案した。
 女性や外国人の労働力も話題に上った。
 伊東前農水副大臣は、将来、日本の人口が減少していく一方、世界の人口は増加する現状を説明しながら、TPP(環太平洋連携協定)の事例を挙げ「海外に攻めていく農業を目指した方がいいのかもしれない。こうしたことを頭に入れ、この地域の将来を根本さんと考えてほしい」と呼び掛けた。
 農家らは「話のできる機会があるのはいい」と話した。
(中村晋也)
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