「第64回中部・第54回北陸実業団対抗駅伝」が10日、田原市の「はなとき通り」を発着のコースで開かれた。優勝はトヨタ紡織。同市を練習拠点とするトヨタ自動車は、1分9秒差の全体2位で、ニューイヤー駅伝出場を決めた。地元出身で4区の吉居大和選手は区間8位と苦いデビュー戦となった。
出場はオープン参加を含め18チーム。セントファーレ前が発着点に、保美町の交差点で折り返す7区間80・5㌔のコース。
午前9時に号砲が鳴り、一斉にスタートした。トヨタ自動車の1区は2年目の野村優作選手が区間2位の好走。2区のサムエル・キバティ選手は区間賞の好走で逆転し、3区のベテラン田中秀幸選手につないだ。アップダウンのコースで我慢のレースが続き、中盤でトヨタ紡織の服部大暉選手に抜かれたが、ラスト1㌔で抜き返し、1位で吉居選手にたすきを渡した。
4区は15・5㌔で再長距離の「エース区間」。吉居選手は本来のばねのある走りが見られず、トヨタ紡織と北陸のYKKに逆転を許し、首位と2分01秒差の3位に転落。その後、5区の野中優志選手は区間2位、6区の太田智樹選手と7区の内田隼太選手は区間賞で追い上げたが、届かなかった。
吉居選手は「練習では調子が良かったのに、こうなった理由が分からない。1人で走り抜く力がなかった。地元の声援に良い走りで応えたかった」と涙をタオルで拭いながら振り返った。熊本剛監督は「一つのミスが命取りになる駅伝の恐ろしさを知った」と振り返った。
購読残数: / 本
1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
週間ランキング
【前編】「古見さんは、コミュ症です。」あす最終巻発売|担当編集者に見どころ聞く 豊川のプリオにロピア初出店へ 【倒産】豊橋の「ケイワークス」はどんな企業?急成長の裏側に手作り家具と高性能バッテリー 豊橋ケイワークスが破産申請 メーカー不正認証も影響か 倒産直前に市と防災協定 ももクロ・百田夏菜子さん、鈴木亜由子選手がトークショー 豊橋の「穂の国ハーフマラソン」を前に 【法定ビラ問題】豊橋市議会、緊急質問から問責決議へ 長坂市長の「保護対象の扱い」に矛盾も 三遠ネオフェニックス 新社長に岡村氏 水野前社長は退任 【後編】オダトモヒト先生に独占インタビュー|連載9年間への思い語る 【センバツ】きょう開幕、「決勝で戦おう」常葉菊川の鈴木選手、横浜の阿部選手の約束 ももクロ高城れにさん完走、鈴木亜由子杯「穂の国・豊橋ハーフマラソン」日付で探す