ふれあい相撲「夏休み場所」

2017/08/01 00:00(公開)
土俵際で競り合う児童ら=大草小学校で
田原の大草小全校児童参加

 田原市立大草小学校の校庭にある土俵で27日、夏休み恒例となる1日限りの相撲大会夏場所「大草ふれあい相撲」が開幕し、全校児童が力強い取組を見せた。
 学校によると、昔は市内の他校にも土俵があったが、現在残っているのは唯一大草のみ。日本古来の相撲を体育授業の一環とし、毎年春・夏・秋と3場所を行っているという。
 同日の夏場所はPTAの主催で、夏場所は女子児童も加わるため、全校児童81人が参加。背格好や体重が近い同士による取組とした。まわし仕様になっている体育着を着用した児童らは、清めの塩をまいて土俵入りすると、行司の合図で一気にまわしをつかみ合い、土俵際で名勝負を繰り広げた。
 この日は豊橋相撲協会や豊橋市出身の山分親方(元・武雄山)と力士の藤大成(三段目)らも先生として登場し、「四股」「すり足」など基本の動きを児童らに教えた。
 土俵の管理や維持などに関わる大草コミュニティ協議会の寺田幸弘会長は子どもたちの取組を観戦しながら「伝統と文化をこれからも継承していってほしい」と話した。
(千葉敬也)
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