田原の白谷海岸で「龍宮祭り」

2017/08/16 00:00(公開)
カメの模型に乗って沖へ向かう斎竹君=白谷海岸で
 三河湾に面した田原市の白谷海岸で15日、豊漁と海上安全、地域安泰などを祈願する「龍宮祭り」が行われた。
 海水浴場でもある白谷海岸にはおとぎ話・竜宮伝説が伝わるとされ、祭りの起源は江戸時代末期にさかのぼる。戦争で一度は途切れたが、地元漁師たちの手によって1969(昭和44)年に復活。現在は地元白谷区が毎年8月15日に伝統行事として開催している。
 神事では、藤城義徳・白谷区長が「伝統ある祭りをこれからも区民一同で守り続けていきたい」とあいさつ。続いて、浦島太郎の格好をした童浦小学校6年の斎竹和歩君が発泡スチロール製のカメの模型に乗って、大漁旗をなびかせる船団に曳かれるように海へ。沖合い約300㍍では、区の代表者によって海の守り神に供物が献上された。
 斎竹君は「すごく波もあって、遊園地のアトラクションみたいだった。いい思い出になった」と話した。
 祭りを締めくくるのは地元子ども会の13人による劇「浦島太郎と乙姫」。出演する子どもの親や地域住民、海水浴客らが見守る中、おなじみの童謡を歌い上げるなどして披露し、観客からは拍手が沸き起こった。
(千葉敬也)
「浦島太郎と乙姫」を演じる地元子ども会=同
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